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福島第一、3号機使用済み燃料プール取り出しに向けドーム屋根設置進む

2017年10月27日

3つのユニット設置が完了ⓒ東京電力

 東京電力は10月26日、福島第一原子力発電所廃止措置の進捗状況を発表した。
 使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けては、7月より3号機で開始したドーム屋根設置作業で、3つ目のユニット設置が10月17日に完了し、現在、4つ目の設置作業が進められているところだ。燃料取り出し用カバーとなるドーム屋根は全8ユニットで構成される。今後、11月上旬から、ドーム屋根下に燃料取扱機およびクレーンを設置する作業が予定されている。1号機では、がれき撤去時のダスト飛散を抑制する防風フェンスを設置するための柱と梁の取り付けが10月26日に完了した。使用済み燃料プールからの燃料取り出し開始は、3号機が2018年度中頃、1、2号機が2023年度目処としている。

遠隔水抜装置ⓒ東京電力

 汚染水対策では、事故当時の建屋内滞留水を貯留している2、3号機復水器(天板下部)の水抜きをそれぞれ11月、12月に実施するため、遠隔水抜装置の準備が進められている。復水器内貯留水の水抜きについては、1号機で既に8月末までに完了しているが、2、3号機ではともに約340立方m残っており、早期に高線量の汚染水を除去する必要がある。陸側遮水壁の造成状況については、完全閉合に向け8月に凍結を開始した最後の箇所も順調に進捗しており、引き続き、地中温度、水位などを監視し、効果を確認することとしている。