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福島第一、3号機原子炉格納容器内部調査の画像データ分析結果が公表

2017年12月1日

 東京電力は11月30日、福島第一原子力発電所で7月に実施した3号機原子炉格納容器内部調査の画像データ分析結果を公表した。
 調査は7月、燃料デブリが存在する可能性のあるペデスタル(原子炉圧力容器下)内の状況を把握するために行われたが、3号機は格納容器内の水位が高いことから、カメラを搭載した水中遊泳式遠隔調査装置を用いた。3日間の調査で、3号機ペデスタル内部の状況を初めて撮影することができ、溶融物が固化したと思われるものや、複数の構造物の損傷が確認されており、以降得られた画像データの詳細分析を進めていた。

炉内構造物の概略図(東京電力発表資料より引用)

 このほど公表された分析結果によると、制御棒の駆動機構を構成するCRガイドチューブ(=写真、©東京電力)と呼ばれる円筒状の部材など、炉内構造物が確認されたとしている。この画像分析に関し、東京電力は11月30日の記者会見で、「円筒状の構造物の内部に棒状の構造物が存在。棒状の構造物には一定間隔に見えるノッチ(制御棒の移動単位)加工がある。各ノッチ間隔の推定値がいずれも設計値約15cmと概ね一致している」ことが推定根拠と説明した。同社では、今回得られた分析結果などをもとに、引き続き燃料デブリ取り出しの検討を進めていくこととしている。