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大飯4号機が発電再開、100万kW級プラントでは3基目

2018年5月14日

 関西電力大飯発電所4号機(PWR、118万kW、写真左)が5月11日夕方、4年8か月ぶりに発電を再開した。同機は、福島第一原子力発電所事故後の2012年夏、関西圏における電力需給ひっ迫や火力発電の積み増しに伴う電気料金値上げを回避すべく、安全性と必要性に関する政治判断を踏まえ同3号機とともに再稼働している。大飯4号機は今回、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査をクリアしての発電再開となり、今後、発電機出力を段階的に上昇させプラント状態を確認し、6月上旬頃の本格運転復帰が見込まれている。
 これで、関西電力では、既に再稼働した大飯3号機、高浜3、4号機と合わせ、計4基の原子力発電プラントが発電中となった。また、100万kW級のプラントの発電再開は、大飯3号機、九州電力玄海3号機に続き3基目となる。
 なお、大飯発電所と高浜発電所では、政府主催の原子力総合防災訓練の今夏実施が予定されている。同訓練で2つの発電所が同時に原子力災害に至った場合を想定するのは初めてのことで、内閣府原子力防災担当によると、近接した両立地地域の「緊急時対応」の実効性をより高め、原子力防災体制のさらなる充実・強化を図るとしている。また、福島第一原子力発電所事故後で、原子力総合防災訓練は2013年度より、九州電力川内原子力発電所、北陸電力志賀原子力発電所、四国電力伊方発電所、北海道電力泊発電所、九州電力玄海原子力発電所と、毎年実施されているが、運転中の発電所で訓練が行われるのは今回が初めてとなりそうだ。