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中国海陽1号機が初臨界に達し、順調に連鎖反応

2018年8月10日

©SNPTC

 中国国家核電技術公司(SNPTC)は、8月8日午前10時42分に山東省で建設中の海陽1号機(125万kWのPWR)が臨界に達したと発表した。現在、順調に連鎖反応を続け、安定した低出力運転状態にあるという。今後は、低出力時の一連の物理的試験を行い、それらの安全が十分に確認されれば、原子力で発生した蒸気でタービンを回し、送電網へ併入の運びとなる。

 海陽1号機は、ウェスチングハウス(WH)社製AP1000の初号機である浙江省の三門原子力発電所1号機(125万kWのPWR)に続くもので、中国では、受動的安全系を有する第3世代炉の順調な開発が進んでいる。同機への157体の燃料集合体装荷は、6月21日に開始、営業運転開始は今年末と予想されている。
 三門1号機は、世界初のAP1000として6月30日に送電網へ接続された。また、三門2号機も既に燃料装荷は完了しており、初臨界への当局の許可待ちの段階にある。同機は今年末にも運転開始が予定されている。

 SNPTCは同時に、国家核安全局(NNSA)および生態環境部(MEE)の認可を受け、海陽2号機への燃料装荷が8月8日午後3時26分に開始されたことも発表した。同機は、来年の運開が期待されている。

 米国でもボーグル原子力発電所で2基、V.C.サマー原子力発電所で2基、合計4基のAP1000が建設中であったが、昨年8月にV.C.サマーの2基は、建設断念が事業者により発表されている。