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IAEA 原子力人材育成国際会議(参加報告)

2018年6月21日

原産協会と原子力国際協力センター(JICC)は、5月28日(月)~31日(木)の期間、韓国・慶州市のHwabaek International Convention Center(HICO)で開催された第3回IAEA原子力人材育成国際会議に参加しました。会議参加者は51カ国、6国際機関から約600名でした。

会議テーマ「Meeting Challenges to Ensure the Future Nuclear Workforce Capability」の下、次世代人材を原子力業界に惹きつけることが他産業との競争になっている喫緊の課題であるとして、技術・研究人材のリクルート、学生・生徒向けの活動、アウトリーチ活動を含めて各国組織の取り組みを共有しました。具体的には、12の本会議と4つのパネルディスカッションを通して、原子力安全と技術維持およびイノベーションのために人材確保・育成が必要であり、その対応として、大学と企業の連携のほか、より長期的な取り組みとして大学入学前の世代への働きかけが重要であるとの発言がありました。

韓国やフランスは、国内関係機関が一体となって、人材育成の国際化に向けて国を挙げて取組んでいる姿をPRしていました。また、東南アジアからの発表では、日本の研修プログラムの有効性についてたびたび言及があり、日本の人材育成プログラムへの信頼がなお厚いことを伺わせていました。

日本からの参加者は、次のような感想を述べました。日本においては、原子力人材育成ネットワークや人材育成プログラム、原子力規制委員会の検査官育成、近大の原子炉を用いた研修等、個々の発表はありましたが、産業界からの発表はなく、また、国として一体化した姿勢は示されにくかったと感じました。

今後、日本が国際の場で存在感を高めていくには、国内関係機関との連携のみならず、IAEAや諸外国との国際連携も果たしながら、これまでの取り組みを積極的に世界へ発信していく必要があり、そのためにも、現在の人材育成ネットワークをもっと効率的・効果的に活用できるよう、原子力業界全体を見通した人材育成戦略を一元的に立案する機能や組織の必要性を改めて感じました。

その他、以下のプログラムにも参加し知見を広めました。
・JICC出張者によるNuclear Energy Management(NEM)Schoolの開催企画・実施から
 今日まで経験をもとにしたプレゼンテーション「Interactive Presentation」
・次世代層の原子力への関心喚起の観点から、地域住民や専門家を巻き込んだ中高生の
 アウトリーチ活動の内容を競う「国際中高生コンペ」
・新古里4号機の施設見学と5,6号機の建設現場見学「テクニカルツアー」

詳細はIAEA公式HPをご参照ください

会場 HICO コンベンションセンター

Interactive Presentation (JICC出張者)

Plenary セッション(本会議)

パネルディスカッション

主催者記念撮影

展示会場

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)

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