日本の原子力界全体の取り組みを紹介 IAEA展示会(2013.9.16~20)

 IAEA総会開催中の9月16日から20日まで、IAEA会場内の円形広場で各国ブースによる展示会が併設され(=写真)、当協会は日本原子力研究開発機構、放射線医学総合研究所等と緊密に連携し、ブースを出展しました。

 同展示会には、米国、英国、中国、ロシア、フランス、ドイツ、カナダ、ベルギー、オランダ、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、エチオピア、ガーナ、ヨルダン、モンゴル、パキスタン、ルーマニアなど、様々な国や機関が参加。原子炉の模型を展示したり、照射済み食品のサンプルを配布したりと、それぞれの国での原子力への取り組みをアピールしていました。

 今回、日本のブースは当協会、日本原子力研究開発機構、放射線医学総合研究所の3機関に加え、経済産業省資源エネルギー庁と東京電力が福島第一発電所事故対応についてのパネルを出展し、事故処理を着実に進めている状況を説明していました。

 当協会のブースでは、東芝、日立、三菱重工業の3原子炉メーカーを紹介するほか、日本の原子力界全体の取り組みをまとめたパンフレットを作成し、次世代の人材育成や新規導入国への支援についても積極的なアプローチを行っていることを示しました。

 天野之弥IAEA事務局長も日本ブースを訪れ、新型原子炉がどのように改良されたのかなどと説明員に質問する場面もありました。他にも各国の政府関係者や研究者など多くの人が訪れ、原産協会製作のDVD上映を眺めたり3メーカーの展示パネルの解説を読んだりしながら、日本の原子力界への理解を深めていました。

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天野事務局長ご夫妻(左から2人目、3人目)と日本ブースのメンバー(写真:IAEAのHPから)