服部理事長、ベールィ駐日ロシア大使と懇談(2009.5.14)

 当協会の服部理事長は、平成21年5月14日、ベールィ駐日ロシア大使を表敬訪問、懇談しました。

russia_ambassador2
懇談後の記念撮影

 ベールィ大使は、5月12日に締結された日ロ原子力協定に関して、締結にいたるまでの交渉は簡単なものではなかったが、今後の協力の基盤となるものであり、合意事項を着実に実行することにより、その協力が進展していくこと、ロシアには大規模な原子力発展計画があり、二国間の協力がそれに寄与することへの期待を述べました。また、二国間のみならず、カザフスタンのような第三国を交えた協力の拡大の予測にも触れ、政府としても産業界を全面的に支援していく用意があると述べました。

 服部理事長は、これまでの当協会のロシアの原子力関係者との交流実績を紹介し、今後、協定締結をきっかけに双方で具体的な商業提案が活発化するであろうと述べました。これに対し、ベールィ大使は、技術的に交流の障害になる問題があったとしても乗り越えることのできないものではなく、協定批准までに、相互利益に適う協力をじっくり考えていきたいと述べました。

 さらに、服部理事長は、5月26日から28日にモスクワで開催されるロスアトム主催の国際フォーラム「ATOMEXPO-2009」に当協会代表団の団長として参加し、日本が長年の技術を重ねて完成した非常に高いレベルの原子力技術を紹介する予定であること、今年秋にも東シベリア地方の国際ウラン濃縮センター等、ロシアのフロント・エンド関連施設の訪問・調査を予定していると紹介しました。ベールィ大使は当協会のATOMEXPO2009参加団を歓迎するとともに、ロシアの関係施設訪問にも協力していきたいとし、自身も日本の原子力関連施設訪問の希望を表明、服部理事長は、当協会もそれを歓迎し、協力を惜しまないと述べました。

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)