若手リーダー育成のためのIAEA主催「原子力マネッジメントスクール」を開催(2013.5.27~6.10)

 当協会は、日本原子力研究開発機構、東京大学、原子力人材育成ネットワークと共同で、IAEAが主催する「原子力マネッジメントスクール」を5月27日~6月10日、東京(前半)と東海村(後半)で開催しました。本スクールは,原子力発電新規導入国における若手リーダーの育成を目的しており、今回で2回目の日本開催です。

 今年度は、スクールの前半部を東京大学(本郷キャンパス・山上会館)で開講し、6月3日から茨城県東海村に移動しその後半部(第2週目)を実施しました。講義内容は、エネルギー政策、原子力安全、原子力社会学、原子力プロジェクトの進め方など広範にわたり、原子力プロジェクトのマネジメントを担う人材の育成を意識したものでした。講義と並行して全期間中を使った研修生同士のグループプロジェクトが実施され、最後にプレゼンテーションが行われました。また、テクニカルツアー、エンジニアリング現場、タービン工場、原子炉機器工場、研究炉、燃料工場、発電所など多岐にわたる施設の見学も実施されました。

 研修生は、アジア、アフリカ、中東等から計13カ国合計17名、国内人材の国際化の観点から、電力、メーカー等からも14名の研修生が参加しました。今後、人的ネットワーク構築に寄与することも期待されます。

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参加者がそろっての記念写真