【英国】英国産業調査および英国新規建設調査団報告会の開催(2013.4.26)

当協会は4月26日、英国産業調査および英国新規建設調査団報告会を開催しました。当協会の会員企業および英国大使館からおよそ60名が参加しました。

英国原子力産業協会(NIA)のクリス・サベージ氏からは、当協会と日本電機工業会が共同で、英国原子力産業協会(NIA)に委託して実施した「英国の原子力産業の動向」についてご講演いただきました。これは、1995年以降、原子力発電所の新規建設が無かった英国の原子力産業の実態と、現在、新規原子力発電所建設計画を立ち上げる際の問題点と対応を調査し、今後、日本における原子力産業のあり方の参考に資するものです。
講演では、英国内のサプライチェーンの実情、新規原子力発電所の建設が中止に至った経緯、20年間新規建設が無かったことの影響、廃止措置の成功例、原子力発電所新規建設プログラム等の説明がありました。

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NIA サベージ氏による「英国の原子力産業の動向」について講演風景

 サベージ氏の講演に続き、当協会が、今年3月18日~22日に実施しました「英国の新規建設調査団」について、国際部の松崎章弘担当部長より報告を行いました。
報告では、Nuclear New Build Conference 2013への出席、EDFエナジー、ホライズン等との英国新規原子力発電所建設プロジェクト会社との会合およびサイズウェルB原子力発電所見学の概要について説明がありました。

また、調査団との会合を持っていただいた相手先の一つで、英国の代表的な原子力関連企業であるAMECのマイク・スミス氏より、「英国の原子力サプライチェーン」と題して、AMECの紹介およびAMECの役割を例にして英国の原子力サプライチェーンについてご講演いただきました。

会員からは、固定価格買取制度、EDFエナジーのサプライチェーン、AMECの業務内容等についての質問がありました。

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「英国の新規建設調査団」報告風景
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AMECスミス氏による
「英国の原子力サプライチェーン」について
講演風景

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)