第23回日仏原子力専門家会合(N-20)の開催結果(2016.11.22~23)

 当協会は、11月22、23日の2日間、フランス・サクレーにて「第23回日仏原子力専門家会合(N-20)」を開催いたしました。

 N-20会合は、日仏両国の原子力関係者が、原子力開発計画、その背景となる基本方針、また当面する諸問題について意見や情報を交換することにより、双方の相互理解と協力を促進し、ひいては世界の原子力平和利用開発の円滑な推進に寄与することを目的として、1991年以来ほぼ年1回のペースで日本とフランスで交互に開催しているものです。

 第23回目となる今回の会合では、フランスからは原子力・代替エネルギー庁(CEA)ダニエル・ヴェルヴェルドゥ長官、日本からは原産協会(JAIF)高橋明男理事長をはじめとする約30名が参加しました。
 会合では、原子力分野における日仏協力、特に軽水炉の経年化対策や福島第一原子力発電所を含む廃炉、燃料サイクルのバックエンド事業、高速炉開発等について検討しました。また、両国の原子力政策や放射性廃棄物処分計画、第三国での新規建設についても情報交換を行うとともに、仏の原子力産業の再編についての説明がありました。
 N-20会合は非公開ですが、議論の成果を共同声明にまとめました。

 

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