[諸外国における原子力発電開発の動向]
話題を追って (2000年6月中旬〜7月中旬)

米国:アメージェン社、オイスタークリーク原発の買収を完了

ニュージャージー州公益事業委員会 (BPU) は7月20日、オイスタークリーク原子力発電所 (BWR、65万kW) の GPU 社からアメ−ジェン社への運転認可移転を承認した。すでにオイスタークリーク発電所の運転認可移転は6月8日に米原子力規制委員会 (NRC) から承認されており、これによってアメージェン社は同発電所の買収を完了したことになる。

BPU はオイスタークリーク発電所の運転認可移転を承認するにあたり、(1)アメージェン社が廃炉信託基金を GPU 社から全額譲渡され廃炉措置に関する全責任を負う、(2)今秋に予定されている燃料交換の費用はアメ−ジェン・GPU 両社が共同で負担する−という両社の合意内容について検討していた。

オイスタークリーク発電所は買収完了後、中部アトランティック地域オペレーティング・グループによって運営される予定であり、同グループはエナジー社およびアメージェン社系列で、現在ピーチボトム2、3号機 (BWR、110万kW)、リメリック1、2号機 (BWR、110万kW)、スリーマイルアイランド1号機 (PWR、87万2000kW) を運営している。


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