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米国:CP&L社、ブランズウイック1、2号機の運転認可更新を表明

カロライナ・パワー&ライト (CP&L) 社は9月13日、ブランズウィック1、2号機 (BWR、84万7000kW×2基) の運転認可の20年延長を米原子力規制委員会(NRC)に申請することを表明した。ブランズウイック1、2号機の運転認可更新は2004年に申請する予定。当初の運転認可の期限は同1号機が2016年、2号機が2014年までである。CP&L社は、1999年5月に運転認可の更新を決定したH.B.ロビンソン2号機 (PWR、73万9000kW) について2002年にNRCに申請する見通し。

NRCは今年に入り、3月23日にボルチモア・ガス&エレクトリック社所有のカルバートクリフス1、2号機 (PWR、各88万kW) 、5月23日にデューク・エナジー社所有のオコニー1、2、3号機 (PWR、1・2号機:88万7000kW、3号機:89万3000kW) の運転認可更新を承認した。

CP&L社はノースカロライナ州およびサウスカロライナ州に120万の顧客を擁し、1010万kWの電力設備を持つ。なお、CP&L社は現在、フロリダ・プログレス (FPC) 社と合併の過程にあり、FPC社が所有するクリスタルリバー3号機(PWR、89万kW) を合併後に所有することになる。CP&L社はFPCと合併することにより、総発電設備容量が1850万kW (九州電力の発電設備容量1841万kWとほぼ同等の規模) で250万の需要家に電力を供給することになる。


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