[諸外国における原子力発電開発の動向]
話題を追って (2001年3月中旬〜5月中旬)
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米国:ドミニオン社、バージニア州の原発4基の運転認可延長をNRCに申請

ドミニオン・エナジー社は5月30日、ノースアナ1、2号機(PWR、各94万kW)、サリー1、2号機(PWR、各84万kW)の4基の運転認可を20年間更新(延長)する申請を米原子力規制委員会(NRC)に提出した。

NRCから承認されると、ノースアナ1号機は2038年、同2号機は2040年まで、サリー1号機は2032年、同2号機は2033年まで、それぞれの運転認可が延長される。

ドミニオン・エナジー社は、ノースアナ、サリー両発電所がこれまで25年にわたり安全で信頼できる電気を供給してきた実績やカリフォルニア州の電力危機の教訓から、電力の安定供給を重視、将来のエネルギーの需要増に対応するために両発電所の運転認可の更新に踏み切った。

なお、NRCはこれまでに、2000年3月にボルチモア・ガス&エレクトリック社所有のカルバート・クリフス1、2号機(PWR、88万kW2基)、同5月にデューク・エナジー社所有のオコニー1、2号機(PWR、88万7000kW2基)、3号機(PWR、89万3000kW)の計5基の運転認可延長を承認している。また、これに続き、エンタジー社がアーカンソー・ニュークリア・ワン(ANO)1号機(PWR、88万3000kW)、サザン・ニュークリア(SNC)社がエドウィン・I・ハッチ1、2号機(BWR、1号機78万9000kW、2号機79万9000kW)などの運転認可の更新をNRCに対してそれぞれ申請している。

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