[諸外国における原子力発電開発の動向]
話題を追って (2001年11月中旬〜12月中旬)

米国:パロベルデ1、2、3号機、STARSに加盟へ

米国の原子力発電所を所有・運転する企業の集まりである STARS (Strategic Teaming and Resource Sharing) 連合は11月、アリゾナ・パブリック・サービス (APS) 社が所有するパロベルデ1、2、3号機 (PWR、1・2号機=132万6,000kW、3号機=133万kW) が2002年1月1日に加盟する予定であると発表した。

STARS 連合は、人員配置の効率性や調達面での経済性向上を目的に、原子力発電所の運転会社5社が2000年2月に設立した企業連合。同連合に加盟している原子力発電所は現在、(1) アメレンUE社が運転するキャラウェイ発電所 (PWR、119万6,000kW)、(2) TXUエレクトリック社が運転するコマンチェピーク1、2号機 (PWR、各116万1,000kW)、(3) パシフィック・ガス&エレクトリック (PG&E) 社が所有するディアブロキャニオン1、2号機 (PWR、1号機=112万4,000kW、2号機=113万7,000kW)、(4) STPニュークリア・オペレーティング社が運転するサウス・テキサス・プロジェクト1、2号機 (PWR、各131万2,000kW)、(5) ウルフクリーク・ニュークリア・オペレーティング社が所有するウルフクリーク発電所 (PWR、118万1,000kW) −の計8基である。STARS 連合はパロベルデ原子力発電所の加盟手続きが完了すると、合計で11基、発電設備容量では合計1,356万6,000kW に達する。

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