[JAIF] ご案内 -2003年7月7日

ロシア原子力潜水艦と海洋放射性汚染に関する説明会のご案内

(社)日本原子力産業会議
平成15年7月

 本年1月に行われた日露首脳会談において、両国の非核化協力事業の一環として、極東地域におけるロシア退役原子力潜水艦解体事業の共同実施が合意され、両国政府において具体化のための準備が進められております。

 当会議と致しましては、核軍縮ならびに日本海環境保全の観点、ならびに民間の経験を生かすことが肝要との立場からこの事業を支援していくこととしております。解体原潜VICTOR-1具体的には、極東地域解体事業の参考とするため、欧米協力により既に解体が軌道に乗っているロシア北方地域の状況をこの5月に現地調査し報告書をまとめました。

 一方、ロシア側でも国際科学技術センター(ISTC 本部モスクワ)の支援によりロシア中央設計局が、原子力潜水艦の現況と日本海海洋放射性汚染に関する調査を進めております。

 このほど、当会議と協力関係にあるクルチャトフ研究所の仲介により、ロシア中央設計局の専門家を招聘し、下記の通り標記説明会を開催することになりました。説明会ではロシアの現役・退役原潜解体の活動に伴う海洋への放射線影響について、実データと仮想データにより分析した海洋モニタリングの結果、さらには、極東にある3隻の事故原潜のデータ、原潜活動から派生した使用済燃料、固体・液体廃棄物の状況など、調査研究の成果として発表される予定で、今後、解体事業を進める際の原子力安全と環境保全に資することが期待されます。


1.日時:平成15年7月14日(月)10:00−17:00(第1部)

平成15年7月17日(木)10:00−12:00(第2部)

2.場所:(社)日本原子力産業会議 第1・2会議室 (7階)(地図参照

〒105-8605 東京都港区芝大門1−2−13 第一丁子家ビル

3.ロシア側発表テーマ(案)および来日予定専門家名簿 (pdfファイル)

4.使用言語:日露逐次通訳

5.参加費:無料

6.後援:日本外務省(申請中)

7.申込み締切り:平成15年7月10日(木)

8.申込・問合せ:(社)日本原子力産業会議 政策企画本部 桜井/横山

TEL:03−5777−0751、FAX:03−5777−0760

○参加ご希望の方は参加申込み書にご記入の上、FAXにてお申し込み下さい。定員に達し次第、締め切りますのでご了承下さい。

以上

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