[JAIF] 日独電力・原子力専門家会合 共同声明

日独電力・原子力専門家会合 共同声明

2006年9月26日
ドイツ カールスルーエ


日本とドイツのハイレベルの原子力専門家31名は、実際の重要なエネルギー問題について議論するため、本年9月25日、26日、ドイツのカールスルーエで会合を開催した。この会合は、1980年に始まった一連の会合の第16回目で、政府、製造メーカー、電気事業者、研究機関等からの専門家が参加した。会合では、日本原子力産業協会 秋元勇巳 副会長とカールスルーエ研究所 マンフレッド・ポップ 理事長が議長を務めた。

主な議題は、日本、ドイツそして世界における原子力発電開発の展望、特に原子力発電プラントの安全性と運転性能、ウラン濃縮、廃棄物管理と最終処分、原子力プラントの長寿命化、また、若い世代の人々を動機づけるための原子力分野の教育・研究の重要性にも重点が置かれた。

ドイツを含む6ヶ国から提案されている核燃料供給保証の枠組みを改善するための日本側提案が議論された。

将来の原子力発電の選択肢に関する議論に続き、安定で経済性に優れた電力供給源としての、また温室効果ガスから世界の気候を保護するための京都議定書の目標値を達成するための原子力発電の重要性が強調された。

以 上

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