[原子力産業新聞] 2001年4月19日 第2084号 <1面>

[MOX] 柏崎刈羽3号機用燃料検査に合格

東京電力・柏崎刈羽原子力発電所に3月24日搬入されたウラン・プルトニウム混合酸化物 (MOX) 燃料について、経済産業省の原子力安全・保安院は13日、電気事業法に基づく輸入燃料体検査の合格証を交付した。

電気事業審議会の下に設置された「BNFL 社製 MOX 燃料データ問題検討委員会」の報告を踏まえ、輸入燃料体検査制度については昨年7月に省令改正がされるなど、各種改善が行われている。今回の柏崎刈羽3号機用 MOX 燃料体 (28体) については改善された制度を踏まえ、昨年10月26日に品質保証に関する説明書を添付の上に、輸入燃料体検査申請がなされていた。

申請を受けた国側は、(1) 製造時の品質保証活動の確認 (2) 製品の品質の確認−などについて様々なチェックを実施。結果、「事業者等の品質保証活動に特段の問題」はなく、加えて「燃料体が発電用核燃料物質に関する技術基準に適合していると認められる」ことから、合格としたことを明らかにしている。


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