[原子力産業新聞] 2001年9月13日 第2103号 <6面>

[青森テクニカルサービス] 再処理施設を対象に運転・保守事業を展開

神戸製鋼所とその関連会社のトランスニュークリアは、青森県六ヶ所村に青森テクニカルサービス株式会社を設立し、営業を開始したことを11日明らかにした。

同社は、日本原燃が六ヶ所に建設中の再処理関連施設の運転・保守・管理等に関し、技術・役務を提供していく。

核燃料の再処理への関心が高まりつつある昨今、再処理施設を含めた原子力関連設備の徹底した管理体制が求められている。こうしたことを背景に、原子力関連設備の設計・製作・保守・管理などの分野において、国内外で多くの実績を有している同社とトランスニュークリアのノウハウを継承する青森テクニカルサービスは、六ヶ所村内の諸施設の運転・保守・管理などに事業展開をはかる。

設立された新会社は青森テクニカルサービス株式会社 (AOMORI TECHNICAL SERVICE CORPORATION)。設立は今年7月19日、社長は長濱速雄氏。所在地は青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字野附261番地4。資本金・2000万円。神戸製鋼所が75%、トランスニュークリアが25%をそれぞれ出資した。

事業内容は、原子力関連施設・装置の運転・保守・管理・検査・修理・エンジニアリング並びに販売代理業務、その他関連する業務となっている。


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