[原子力産業新聞] 2006年3月16日 第2323号 <1面>

[中部電力] GNF−J社とMOX燃料加工契約

 中部電力が、浜岡原子力発電所4号機(BWR、113万7,000kW)において実施を計画しているプルサーマルについて、同社は13日、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF−J社)との間で、MOX燃料の加工契約を締結したと発表した。

 今後は、現在申請中の原子炉設置変更許可がおり準備が整った後に、GNF−J社の委託する、フランス・パリ郊外に本拠を構えるMOX燃料加工に関するアレバグループ窓口「COMMOX社」を通じ、MOX燃料の製造が実施される予定だ。COMMOXは、仏アレバ社とベルギーのベルゴニュークリア社がそれぞれ60%、40%を出資し、主に日本でのMOX燃料販売のために設立された。

 アレバによると、MOX燃料は2020年まで6回に分けて製造され、これによって中部電力からのプルトニウムは全量、MOX燃料に加工される。


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