[原子力産業新聞] 2006年3月16日 第2323号 <1面>

[保安院] 関電経営層に聞き取り調査 本店などで

 原子力安全・保安院は9日と10日の両日、関西電力の美浜発電所3号機事故に対する再発防止策の組織全体への定着状況を確認するため、同社の経営層への聞き取り調査を実施した。これにより先月から同社の各原子力発電所などで実施していた「特別な保安検査」を終了、今月中には結果を取りまとめ、原子力安全委員会や地元自治体に報告する予定。

 保安院は9日に福井県・美浜町の原子力事業本部、10日には本店を訪れ、経営層の意識改革や改善努力のもとに実施する再発防止策の定着状況を確認した。保安院からは青山伸・審議官ら、同社からは森詳介社長(10日)らが出席した。


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