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ベルギーのドール4号機が運転を再開

2014年12月25日

 ベルギーで稼働中の原子炉7基を操業するエレクトラベル社は12月19日、蒸気タービンからの潤滑油喪失により8月から停止していたドール原子力発電所4号機(PWR、106万kW)の運転を再開した。
 潤滑油漏れについて調査したベルギー連邦原子力規制局(FANC)によると、原因は何らかの人為的介入により放出弁が開いたためだが、エレクトラベル社はその後、FANCが課した追加の安全対策を同炉で実施。予定より数日前倒しの運転再開となった。
 同国では原子力が総発電電力量の約5割を賄っているが、2012年に圧力容器からヒビの兆候が検知されたドール3号機とチアンジュ2号機が3月から停止中であるほか、チアンジュ1、3号機が今秋から来年3月にかけて定検時期を迎えるなど、冬季に入る前の電源確保に苦慮。このため、早急にドール4号機の運転を再開する必要に迫られていた。