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中国、2020年までの開発目標 原子力5800万kW

2014年11月27日

 中国の内閣に相当する国務院は19日、2014年から2020年までのエネルギー開発目標を設定した開発戦略行動計画を発表した。 大気汚染問題の深刻化という背景から、石炭の消費量削減を含め、クリーンで革新的かつ効率的で自給可能なエネルギー生産・消費システムの構築を目指す内容。原子力については20年までに大型PWRを中心とした5800万kWの設備容量開発を目標に掲げている。
 国務院はエネルギーの供給保障は中国の近代化全般に関わる問題と認識しており、同行動計画の中でエネルギー開発における5つの戦略的タスクを特定した。すなわち、①「エネルギー自給能力の向上」=石炭のクリーンで効率的な開発利用や石油の国内生産量拡大、天然ガス開発を促進する②「エネルギー消費改革の推進」=エネルギー消費量の過度な増加を厳しく統制するなど、エネルギー効率の改善プログラムを実施する③「エネルギー供給構造の合理化」=石炭の消費割合を削減する一方、天然ガスの消費を拡大し、原子力発電の安全な開発と再生可能エネルギー開発を進める④「エネルギー関連の国際協力を拡大」=二国間、多国間のエネルギー協力を進め、世界地域別のエネルギー取引市場を構築する⑤「エネルギーの技術革新を推進」――だ。
【後略】
(11月27日付号掲載)