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原子力産業 「海外市場での存在感を」 習主席が60周年式典で声明

2015年1月22日

 中国の習近平国家主席は15日、同国が民生用原子力産業の開発に乗り出してから60周年を迎えた記念の式典で声明文を発表した。産業界全体のさらなる競争力改善を促すとともに、国内の原子力機器メーカーに対しては使用技術の絶対的な安全性を確保しつつ、世界の主要原子力企業となるべく海外市場でのプレゼンスを一層強化するよう指示している。
 同国国務院は昨年11月、深刻な大気汚染問題を解決するという観点から、2020年までに大型PWRを中心に5800万kWの原子力設備開発を目標に掲げた戦略行動計画を発表。昨年末現在で、同国の商業用原子力発電設備は22基、2000万kWの大台に乗った。国外ではパキスタンへの輸出実績に加えて英国やルーマニア、トルコ、南アで新設計画への参加を目指すなど、海外展開も着実に進展。習主席は中国が原子力供給国として世界市場に本格的に参入していく決意を明確に示したと見られている。【後略】
(1月22日付号掲載)