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英セラフィールド社、廃棄物用コンテナなどの供給をタタ社に発注

2015年5月20日

 英・原子力デコミッショニング機構(NDA)の傘下で同国最大の原子力複合施設「セラフィールド・サイト」を管理するセラフィールド社は5月15日、サイト内最古の放射性廃棄物貯蔵施設から廃棄物を別施設に移す際に用いる高性能スチール・コンテナと遮へい用ガンマ・ゲートを、インドのタタ・グループ企業であるタタ・スチール社に発注すると発表した。4年間で2,000万ポンド(約38億円)という同契約により、サイト内で最も危険な「マグノックス金屑貯蔵サイロ(MSSS)」(=写真)の除染を、英国民の税金を無駄にせず品質でも妥協することなく進めることができるとしている。

©セラフィールド社

     ©セラフィールド社

 1960年代に建設されたMSSSは同サイトで最も古い4つの貯蔵施設の1つで、22区画に分けられた内部のプールに旧型ガス冷却(マグノックス)炉から出た燃料被覆管を貯蔵。同施設の廃止措置計画は優先順位も高く、セラフィールド社はMSSSの既存の廃棄物パッケージ、および貯蔵セル開口部の遮へい設備であるガンマ・ゲートを改修し、廃棄物を近代的で安全かつ盤石な専用貯蔵施設「直接封入プラント(SDP)」に移設する計画だ。