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ECが「エネルギー同盟」起ち上げ

2015年2月12日

 欧州連合の執行機関である欧州委員会(EC)は4日、域内単一エネルギー市場の完成や欧州におけるエネルギー生産・輸送・消費を改革する抜本的な措置の一つとして、「先進的な温暖化防止策をともなうエネルギー同盟」創設に向けて活動を開始したと発表した。ECは昨年11月にJ-C・ユンカー氏が新委員長に就任し、同同盟は新生ECのプロジェクト・チームの一つ。同日の初協議では、欧州が温暖化防止で世界を牽引しつつ、エネルギー源の多様化により供給面で自立を目指すとの方向性を定め、25日にも枠組戦略を採択することになった。
 発表によるとEU諸国はエネルギーの55%を輸入に依存しており、域内エネルギー市場も統一からはほど遠い。欧州エネルギー同盟起ち上げの機運はこうした背景の下にあり、正に時宜を得たタイミングだとユンカー委員長は説明。エネルギー・セキュリティが欧州における重要な政治的課題である一方、年末のパリCOP21で2020年以降の意欲的な気候変動枠組を締結するため、欧州理事会が昨年10月に域内の新たな目標値で合意した事実に言及した。【後略】
(2月12日付号掲載)

シェフチョビチ委員はエネルギー同盟担当の副委員長として同プロジェクトを指揮する

シェフチョビチ委員はエネルギー同盟担当の副委員長として同プロジェクトを指揮する