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NDAがセラフィールドを全体管理

2015年1月22日

 英エネルギー気候変動省(DECC)は13日、カンブリア地方にある英国最大の原子力複合施設セラフィールド・サイトの管理方式を変更し、原子力デコミッショニング機構(NDA)の管理下に戻すとの方針を発表した。
 現在、サイト認可会社(SLC)として同サイトの管理運営・廃止措置業務に当たっているセラフィールド社をNDAの所有とする一方、セラフィールド社の親会社組織(PBO)となるために民間企業連合の「ニュークリア・マネージメント・パートナーズ(NMP)社」がNDAと2008年に結んだ契約が打ち切られることになる。
 NMP社は仏アレバ社とAECOM社、AMECフォスター・ウィーラー社による合弁事業体で、総額90億ポンドと言われる17年間のPBO契約をNDAの競争入札で獲得した。過去6年間の同サイトにおける業務の進展状況は良好と評価されており、DECCはNDAが昨年4月から同契約の第二期間に入ることを了承していた。
 しかし、同サイトは再処理工場や廃棄物貯蔵施設、廃止措置中の軍用原子力施設も多く立地することから、その複雑さと技術的な不確定要素は他のNDAサイトより一層大きな課題を露呈しているとNDAは指摘。PBOを通じて同サイト全体の管理責任を民間部門に移しておく方式は、あまり適切ではないとの結論に達していた。【後略】
(1月22日付号掲載)