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NPTに関する日米共同声明「核兵器不使用続けるべき」

2015年4月30日

安倍晋三首相とオバマ大統領は4月28日、米国ワシントンDCで日米首脳会談を行い、日米共同ビジョン声明、核兵器不拡散条約(NPT)に関する日米共同声明、より繁栄し安定した世界のための日米協力に関するファクトシートを発出した。
NPTに関する日米共同声明では、日米両国が核兵器のない世界の平和と安全への追求およびNPTへのコミットメントを再確認し、ニューヨークでのNPT運用検討会議の成功に向けて協働していく決意を示した。また、広島と長崎の被ばく70周年であることに触れながら、すべての国で核兵器不使用の記録が永久に続けられるべきとした。8月に広島で開催予定の国連軍縮会議とCTBT賢人グループ会合、11月に長崎で開催予定のパグウォッシュ会議でも、軍縮・不拡散の促進を期待するとした。
また、核軍縮への「ステップ・バイ・ステップ」のさらなる進展を求めるとともに、即時にとらねばならない措置として、米国ロシア間での交渉を通じた更なる核兵器削減、核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の交渉開始、包括的核実験禁止条約(CTBT)および既存の非核兵器地帯条約の議定書の発効などを挙げた。
日米両国が国際原子力機関(IAEA)の平和利用イニシアティブ(PUI)に対する今後5年間の財政的支援を表明したことについては、原子力科学技術による医療保健の改善、食料と水の確保、海洋の浄化及び病気の撲滅が確実に進展していくとして歓迎した。
さらに、包括的保障措置協定およびIAEA追加議定書締結、イランと北朝鮮の不拡散義務遵守、厳格な輸出管理の促進などを求めた。