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UAE:首長国原子力会社(ENEC)がバラカ1、2号機の運転認可申請

2015年4月1日

アラブ首長国連邦(UAE)初の原子力発電所建設計画を進める首長国原子力会社(ENEC)は3月26日、バラカ1、2号機(各出力140万kW、韓国製PWR)の運転許可申請書(OLA)を連邦原子力規制庁(FANR)に提出したと発表した。1号機は2016年、2号機は2017年のOLA取得を目指しており、FANRと国際的な専門家チームによる綿密な審査が順調に進展すれば1号機は2017年から60年間の営業運転を開始する見通しだ。

15,000ページに及ぶOLAは、2010年の建設許可申請後、同原発の建設を請け負った韓国電力公社(KEPCO)とENECのチームが準備を開始。5年をかけて完成させたもので、最終安全分析報告書(FSAR)や確率論的リスク評価概要報告書、過酷事故分析報告書(SAAR)などで構成されている。最も高いレベルの安全性やセキュリティ基準を遵守した運転・管理を念頭に置いたとENECは説明しており、OLAを無事申請できたことは同社が世界レベルの原子力発電企業に移行しつつある証拠だと強調した。

なおENECはOLA申請に先立ち、放射性物質の輸入・受領および所持に関する2つの許可を今年初頭、FANRに申請済み。2016年に実施予定の燃料初装荷に十分な時間的余裕を持って、これらの許可を取得したい考えだ。現在、1号機の建設工事は69%完成し、2、3号機の作業も12か月のインターバルで進展中。最後の4号機が営業運転を開始するのは2020年を予定している。