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鹿島、除去土壌をサラサラにする「泥DRY」開発

2015年7月16日

 鹿島は7月14日、除染により発生する除去土壌から草木などを選別し取り除く選別補助材で、粘性の高い土壌でも素早くサラサラに改質できる「泥DRY(デイドライ)」を開発したと発表した。
 除去土壌の保管・処理に際しては、減容化の他、土壌内の有機物腐敗による埋立地の地盤沈下や有毒ガス発生が問題となっており、土壌のみを選別することが重要なことから、今後の中間貯蔵施設稼働を見据え、高性能の選別補助材が求められていた。
 このほど開発された「泥DRY」は、従来品より少量の1立方メートル当たり5~20キログラムの添加量で、1~3分かくはん後サラサラの砂状に改質できる。同社の実験によると、網目10ミリメートル角のふるいでも通過しないほどの農地土壌0.2立方メートルに、従来品(生石灰)の選別補助材と「泥DRY」とをそれぞれ投入し比較したところ、従来品では1立方メートル当たり120キログラムの添加で50%が通過するにとどまったが、「泥DRY」では同20キログラムの添加で90%が通過するほどのサラサラ状態に改質された。また、「泥DRY」は放射性物質の吸着性能を持つゼオライトを配合しているほか、無機材料主体の中性材料で環境にも優しい。