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インド:クダンクラム発電所で2号機が完成 、ゴラクプール計画に4基分の立地許可

2015年7月17日

©ロスアトム社

         ©ロスアトム社

 インド原子力規制委員会(AERB)は7月14日、同国の最南端タミル・ナドゥ州のクダンクラム原子力発電所(=写真)で昨年末に営業運転を開始した1号機に通常運転許可を発給したほか、2号機が完成したことを明らかにした。同発電所は1988年にインドがロシアと結んだ原子力平和利用協力協定に基づき、2002年に着工したロシア型PWR(VVER)。同国にとって初のPWRであるだけでなく、同国初の100万kW級商業炉という位置付けとなる。

 AERBによると、1号機の通常運転許可は設計・建設・起動の安全面について数年かけて実施した綿密な審査の結果、発給したもの。建設工事を終えた2号機では現在、起動段階における最初の活動が進展中だとした。

 また、AERBは同日、北部ハリヤナ州のゴラクプール原子力発電所立地点について、1号機から4号機まで、70万kW級・国産加圧重水炉(PHWR)4基分の立地許可を発給した。同サイトでは2014年1月、インド原子力発電公社(NPCIL)がⅠ期工事となる1、2号機の起工式を開催。2020年から2021年にかけて両炉を完成させるための準備工事が行われている。現在インドで稼働中の国産PHWRは最大でも50万kW級だが、ゴラクプールの4基は建設中のカクラパー3、4号機、およびラジャスタン7、8号機と同じく、受動的安全性能を付加した新世代の国産70万kW級PHWR設計が採用されるとしている。

 1~4号機の立地許可については、NPCILの申請書が「原子力施設立地評価」における最新の安全規定要件を満たしているかという点を精査。AERBの下部組織と諮問委員会が審査した後、AERBが安全審査全体を詳細に吟味した上で最終判断を下したとしている。同計画の環境評価については、2013年12月にインド環境森林省が許可を発給済みである。