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川内原子力発電所に確実な再稼働を期待 高橋原産理事長初ブリーフィング

2015年7月24日

真:原産ブリーフィングDSCF4702

  高橋明男原産協会理事長

 高橋明男原産協会理事長は7月23日、就任後初のプレスブリーフィングを行った。
 冒頭、1976年に東京電力に入社以来、同社で原子力畑を歴任してきたことなどが紹介され、「これまでの経験を日本、世界の原子力平和利用に活かしていきたい」と理事長就任に意気込みを見せた。
再稼働が目前に迫る川内原子力発電所1号機に関し、7月14日に発表したメッセージをもとに、安全に妥協なく審査対応を行ってきた規制当局と事業者に敬意を示すとともに、蒸気系統などで長期停止の影響が顕在化する事象もありうることから、「何かあれば立ち止まって確認するという当たり前のことを積み重ね、基本に立ち返って安全最優先の対応を」と求めた。また、地域住民をはじめ国民の理解と安心および安全のためには積極的な情報発信が欠かせないとして、「地域の不安や疑問に一つひとつ答えていくことが大事」であることを改めて確認。再稼働はゴールでなく新たなスタートであり、確実に再稼働を成し遂げて次へのバトンをつなげていくようエールを送った。
 質疑応答での原子力業界の将来に関する質問に対しては、「日本国内では斜陽化という声も聞かれるかもしれないが、世界的に見ると原子力の利用はますます進んでいる。日本の耐震技術は世界をリードしており、品質の良さも知られている」と各国からの期待の高さに言及し、業界の活性化に前向きな姿勢を示した。原子力人材不足を懸念する質問に対しては、「人材は長い目で育てていかなければならない」として、エネルギー基本計画でベースロード電源と位置付けられたことや、長期エネ需給見通しで2030年度の原子力発電割合が20~22%と決定したことに触れ、今後も確実に原子力が必要となっていくことを強調した。