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米ホルテック社:閉鎖されたV・ヤンキー発電所用の使用済み燃料貯蔵システムを受注

2015年7月31日

上空から見たバーモントヤンキー発電所©ホルテック社

上空から見たバーモントヤンキー発電所©ホルテック社

 米国籍のホルテック・インターナショナル社は7月27日、昨年末にバーモント州で閉鎖されたバーモントヤンキー原子力発電所(BWR、65.2万kW)用として使用済み燃料貯蔵システムを発電事業者のエンタジー社から受注したと発表した。技術的かつ商業的観点から審査を受けた上で、様々なベンダーによるシステムの中から競争入札で選定されたと強調している。

 納入するのはホルテック社が開発したHI-STORM100乾式貯蔵システムで、BWRの燃料集合体を68体まで貯蔵することが可能。ステンレス鋼製の多目的キャニスターをコンクリート製のオーバーパックで包んだ上で、コンクリート製の台に配置するというシステムになる。

 同社によると、米原子力規制委員会(NRC)はこれまでに様々な乾式貯蔵システムを承認しており、その過程で数百の安全ファクターを分析。英国ステンレス協会(BSSA)が外部環境に置かれたステンレス鋼の耐久性と寿命について調査したところ、厚さ1ミリの鋼板が腐食して穴が空くまでには135年を要するとの結果が出た。ホルテック社製キャニスターは厚さ12.7ミリの鋼板で作られているため、穴が空くまでには1,714年かかる計算だが、関連の安全ファクターを使った場合の耐久年数は342.9年になると強調している。