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米国:TVAがワッツバー2号機の運転許可を申請

2015年8月19日

 米国のテネシー峡谷開発公社(TVA)は8月14日、ワッツバー原子力発電所2号機(ウェスチングハウス社製PWR、120万kW)の建設工事が実質的に完了したとして、米原子力規制委員会(NRC)に運転認可(OL)の発給を要請したと発表した。同炉は建設・運転一括認可(COL)を必要としない古い許認可システムに従って1970年代に着工されたものの、電力需要の低迷等により1985年に建設作業が一旦停止。2008年1月に再開された後、NRCスタッフが今年5月、OLを同炉に発給すべきだとNRC委員に勧告していたほか、TVAも8月11日に温態機能試験の完了を公表していた。手続が順調に進めば、今年9月から来年6月までに営業運転が開始される模様で、1996年に同発電所で1号機が運開して以来、米国で20年ぶりという新しい原子炉が誕生する見通しだ。

 今回TVAがNRCに送った書簡には、運転開始前の主な残存作業リストに加え、同炉の運転が住民の健康と安全に悪影響を及ぼさないと保証するための情報が盛り込まれた。具体的には、(1)建設工事が完了し、建設許可の取得が相当だとTVAが結論付けた根拠、(2)原子炉設計と認可基準に基づいて工事が完了したことを保証するプログラムや手続を実施したこと、(3)安全関連のシステムや構造物、機器類について、設計認証に適合した安全性と品質を保証するため実施した機器改修と品質保証プログラムの詳細、(4)建設工事が規制要件に適合していることを保証するプログラムやQC審査、評価、および点検--などとなっている。