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愛媛県八幡浜市 伊方発電所3号機の再稼働に賛意表明

2015年9月3日

 愛媛県八幡浜市の大城一郎市長は9月2日に愛媛県庁を訪れ、中村時広愛媛県知事に伊方発電所3号機に関する意見照会への回答として再稼働への賛同を示した。
 大城市長は、原子力規制委員会の審査結果と伊方発電所環境安全管理委員会の結論をふまえ、伊方発電所3号機について新規制基準に適合したものと認めるとした。また再稼働については、市議会議員・市民有識者からのアンケート調査の結果と6月市議会の議決をふまえ、(1)四国電力に対して伊方発電所の設備や運転について常に万全の体制とするよう指導すること、(2)特定重大事故等対処施設および更なる追加安全対策について早期に整備を完了するよう求めること、(3)過酷事故発生の際は最終的に国が全面的に責任を負うことを確認すること、(4)最も重要な避難路「地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道」の早期完成を目指すこと、(5)避難計画が常に最適なものとなるよう継続した取り組みを行うこと、(6)自治体に対し距離や人口など適切な指標のもとでリスクに見合う経済的支援などのメリットを配分すること、(7)将来的には脱原発へ向け立地地域にリスクの少ない効率的な発電システムについて研究を進めるよう国に求めること、(8)愛媛方式の情報公開を今後も徹底すること、(9)知事から経済産業大臣に要請した上記を含む8項目について国の真摯な対応を求めていくこと――を前提に了承するとした。
 伊方発電所から最短で6km、ほぼ15km圏内に全市民が生活している八幡浜市は、過疎・高齢化が進み雇用の場も限られているとして、「伊方発電所は、雇用創出の場として、また、各種の工事・役務・物品の発注元として、地域経済の活性化の上で大きな役割」を担っているとの認識についても今回の回答で示している。