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UAE:バラカ2号機の蒸気発生器設置が完了、建設進捗率が53%に

2015年9月24日

 アラブ首長国連邦(UAE)で原子力発電導入計画を担当する首長国原子力会社(ENEC)は9月16日、同国初の原子力発電所となるバラカ発電所で2号機の蒸気発生器(SG)設置が完了したと発表した。これ以後の半年間は、これら2つのSGを原子炉容器やタービン発電機、復水器とつなぐ配管敷設作業を実施予定。2号機の建設進捗率は53%に達しており、2018年にも営業運転が開始できる見通しだとしている。

 出力140万kWの韓国製・改良型PWR「APR1400」を4基建設するという同計画では、韓国電力公社(KEPCO)の企業連合が、2012年からアブダビ首長国西部のサイトで1号機の建設工事を開始。2号機についても2013年5月に最初のコンクリート打設を実施した。今回、原子炉建屋内に設置したステンレス製のSG2台は、同企業連合の斗山重工が4年かけて製造したもので、高温や腐食に耐えるよう内部の細管にはニッケル、クロム、鉄を含有する合金を使用したとしている。

 なお、サイトでは9月2日に4号機が本格着工したため、同型設計の原子炉4基の建設工事が同時に行われている状況。4基分のプログラム全体で進捗率は50%に到達している。また、1号機の進捗率は現在75%を超えており、2017年にUAE初の原子炉として営業運転を開始予定。その後は12か月のインターバルで後続機が運開し、2020年には4基すべてが稼働することになる。