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韓国による日本産水産物の輸入規制で、WTO協定に基づくパネル設置

2015年9月29日

 韓国による日本産水産物の輸入規制に関して、WTO協定に基づくパネル(紛争解決小委員会)が9月28日、スイス・ジュネーブで開かれたWTO紛争解決機関会合による審議を経て設置された。今後、パネリストを選定し審理が開始される運び。
 韓国が福島第一原子力発電所事故後に導入し、2013年には対象品目を拡大するなど、強化してきた日本産水産物の輸入規制について、日本は、WTO協定との整合性に問題がある措置と考え、2015年6月に規制の緩和・撤廃に向けて同協定に基づく二国間協議を行ったものの、解決の見通しが立たなかったため、8月20日にWTOに対してパネル設置を要請していた。
 WTO協定に基づくパネルでは、問題となっている措置の同協定との整合性について審理・判断し、違反が認められる場合には、その是正を勧告する。さらに、パネルの報告に不服がある場合、当事国は上級委員会に審理を要請することができる。