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中国:ロシア製の田湾4号機建設でドーム屋根設置

2015年10月1日

©CNNC

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 中国核工業集団公司(CNNC)は9月28日、江蘇省の田湾原子力発電所で4号機の格納容器にドーム屋根を設置したと発表した(=写真)。2013年9月に本格着工した同炉は、2012年に着工した3号機とともに田湾原子力発電所Ⅱ期工事という位置付けになる。両炉とも100万kW級のロシア型PWR(VVER)設計を採用し、62か月の工期で建設作業が進展中。4号機では土木・建築段階を日程より前倒しで完了しており、包括的な機器設置段階に入ることになる。

 CNNCによると、3号機と同様のプログラムを使った4号機のドーム屋根設置作業は26日に2時間ほどで完了。2007年から稼働中の1、2号機(各100万kW級VVER)の時と比べて技術革新が大幅に進展したことから、同作業全体に要する期間を2か月分節約することができたとした。また、田湾発電所プロジェクトはロシアとの原子力協力の象徴ともいえるものであり、Ⅱ期工事の円滑な進展により、両国は相互の信頼を一層深めると共に、経済・貿易協力をさらに促進していくと強調した。

 なお、同サイトでは7、8号機まで建設が予定されているが、5、6号機については中国核電工程有限公司(CNPE)が2011年にCNNC子会社の江蘇核電有限公司(JNPC)からエンジニアリング・資材調達・建設(EPC)契約を獲得。これら2基はCNNCが独自開発したPWR設計になる可能性が伝えられている。