フォントサイズ:

愛媛県知事、伊方発電所視察で「様々な安全対策が進められた」との所感

2015年10月6日

 愛媛県の中村時広知事は10月5日、2日に行った四国電力伊方発電所3号機の安全対策に関する視察について、「知事メッセージ」を発表した。県が独自に耐震性向上の追加対策として要請していた「さらなる揺れ対策」や、新規制基準対応設備について、佐伯勇人・四国電力社長同行のもと確認を行った今回の現地視察の状況を県民に報告したもの。伊方3号機は7月5日に、原子力規制委員会より、新規制基準適合性に係る原子炉設置変更許可を取得している。
 「さらなる揺れ対策」は、発電所敷地前面に中央構造線断層帯が位置していることから、県独自の追加安全対策の中でも特に重視してきたところで、2015年7月24日に四国電力は、安全上重要な機能を有する設備すべてについて、概ね1,000ガルの地震動に対し耐震裕度を確保できることを確認したほか、16設備・計681か所の支持構造物の取替や追加耐震性向上工事を実施したことを報告した。これについては9月29日に、県の原子力安全専門部会が現地確認を行っているが、今回、知事自身で主要な機器類の工事完了を「しっかりと確認した」としている。
 また、新規制基準対応設備については、電源確保対策の多重化・多様化、より耐震性の高い緊急時対策所の追加設置の他、自然災害や火災に対する備えも考慮され、「発電所全体の風景が様変わりするほど、様々な安全対策が進められたことを実感した」としている。
 2012年4月以来となる今回の視察で、安全対策がハード、ソフトの両面で充実・強化されたことを実感したとしており、「知事メッセージ」を通じ、事業者の取組姿勢についても、「四国電力がしっかりと約束を守っている」ことを、県民に対し報告した。