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ロシアとボリビア:原子力の平和利用分野で協力覚書を締結

2015年10月13日

 ロシアの国営原子力総合企業ロスアトム社は10月8日、原子力の平和利用分野におけるボリビアとの協力覚書に調印したと発表した。現時点で原子力発電所が存在しないボリビアで、将来的にロシア製原子力発電所を建設することも視野に入れた包括的な協力内容。そのための枠組となる政府間原子力協力協定を策定・調印する可能性についても、協議していくことで両国が合意したと明言している。

©ロスアトム社

       ©ロスアトム社

 同覚書への調印はロスアトム社のS.キリエンコ総裁と、ボリビア炭化水素・エネルギー省のL.サンチェス大臣が行った(=写真)。協力分野は多岐にわたり、放射性同位元素と放射線技術の利用、および工業・医療・農業などへの応用、関連人材の教育訓練、ボリビアの原子力計画における管理・規制インフラの開発支援、研究炉やサイクロトロン、ガンマ線照射施設、研究所複合施設といったインフラを有する原子力科学技術センターの建設可能性協議、原子力と放射線安全、ロシア製原子力発電所の建設可能性コンサル、原子力発電プロジェクトの国民受容対策プログラム策定、--など。

 これらの協力分野について、覚書ではさらに詳細を詰めることも示唆しており、そのための公認担当者も両国は近く決定。双方にとってメリットのある具体的なプロジェクトを策定していくとしている。