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基本的考え方ヒア 原子力委員 有識者のみならず一般の意見にも耳傾けるべき

2015年10月14日

GensiryokuIinDSCF4932 原子力委員会では10月13日、原子力利用の「基本的考え方」について議論を行なった。有識者の意見をヒアリングして事務局側で前回まとめたものを参照しつつ、委員自身の各々の意見を交換した。
 阿部信泰委員は、2011年3月11日以降世の中が変わり、それまで専門家に任せておけばよかったことが、日本中全てが専門家になって意見を言い始めたと指摘。有識者からばかりでなく、一般の人々の意見を聞いてみることも大事だとした。また原子力技術輸出や核燃料サイクルについて、もっと掘り下げた議論も求めた。
 中西友子委員は、福島第一原子力発電所の教訓に関し、もしもまた同規模の事故が起こった場合についてより深い議論が必要だとしたほか、「エネルギー基本計画等を尊重」との記述に対し、同計画は経済産業省によるものであることを踏まえて別の視点も考慮する一方で、各機関の考え方の継ぎはぎとならないよう、具体的にまとめていくことが大事だとした。
 岡芳明委員長は、基本的考え方は前向きな言葉で綴るべきだが福島の教訓は必須であることを再確認し、日本は海外の技術を取り入れるキャッチアップ型を引きずっているが、知識を体系化し国産のコードの開発を進めるなど、自らの頭で考えるイノベーション型への転換を提言した。