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世界原子力大学夏季研修報告会 世界の仲間との議論を通じ視野が広がった6週間

2015年10月20日

WNUreportDSCF5022 2015年世界原子力大学(WNU)夏季研修の報告会が10月19日、原産協会で開催された。同研修は7月4日から8月14日の6週間スウェーデンのウプサラ大学を会場として、36か国から68名の規制者、研究者、事業者などが集まった。日本からは原産協会の「向坊隆記念国際人育成事業」の参加費助成を受けた電力やメーカーなどの4名、日本原子力研究開発機構の1名、原子力規制庁の2名が参加した。主に午前中は講義、午後は小グループに分かれての議論およびプレゼンテーションが行われ、第3週目にはスウェーデン国内の4つの原子力発電所と放射性廃棄物処分場などの見学が行われた。
 東芝電力システム社原子力安全システム設計部の磯部陽介氏は、専門分野も国籍も違う参加者と接することは自身の視野を広げるための良い経験となったとして、今後身に着けていくべきスキルや知識を確認することができたと語った。
 関西電力原子燃料サイクル室原燃契約管理グループの金澤聡子氏は、国際色豊かな参加者と議論を続けていく中で、速やかに自分の考えをまとめて説明することや、相手の意見を活かすかたちで自分の主張を織り込むやり方などを学んだと振り返った。
 日立GEニュークリア・エナジー燃料サイクル部原子力化学システム計画グループの北本優介氏は、今後原子力技術を輸出していくにあたり、トータルソリューションを提供できるようチームジャパンで勝負することが課題になると述べた。また、日本の品質を現地生産時にどう保つかなど技術のローカライゼーションについても考えさせられたと語った。
 三菱重工業原子力事業部炉心・安全技術部炉心技術課の小池武史氏は、原子力技術の習得にあたって数字の背後にある思想までしっかり考えていく姿勢が大事だと考えさせられたと語った。またグループワークの発表などを通じて、遊び心を取り入れながら自分の色を出していくことを学んだと感想を述べた。