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仏アレバ社:トリカスタンのガス拡散濃縮工場解体プロジェクトが進展

2015年10月20日

 フランスのアレバ社は10月15日、南東部トリカスタンで2012年に閉鎖したジョルジュ・ベスⅠ(ガス拡散法)ウラン濃縮工場(10,800トンSWU/年)の解体プロジェクトで、残存物質の洗い流し作業が完了したと発表した。解体プロジェクトの準備段階として、今後の作業における安全を確保するために施設内の核物質と化学物質の量を大幅に削減したもので、5日に最終組のガス拡散機器から固体6フッ化ウランの最終抽出を実施。これらの作業すべてが予定スケジュールより数週間前倒しで、なおかつ当初の予算の範囲内で行われた点を強調している。次の段階としては、2016年を目処に、これら機器の浄化作業を完了するとしている。

 ジョルジュ・ベスⅠ工場はアレバ社の子会社であるユーロディフ社が1979年に操業を開始し、世界中の原子炉約100基に濃縮ウランを供給した。しかし、その後の濃縮業界では、電力消費量や冷却水の大幅な削減が可能な遠心分離技術が主流となってきたため、アレバ社でも同技術を採用したジョルジュ・ベスⅡ(最大生産能力7,500トンSWU/年)を後継工場として建設。30億ユーロを投じた第Ⅱ工場が2010年末に小規模の操業を始めたことから、第Ⅰ工場の濃縮作業も2011年初頭以降、第Ⅱ工場の設備が部分毎に完成するのに合わせて徐々に差し替えていった。