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中国:福清2が営業運転開始条件を達成、陽江3が送電網に初併入

2015年10月23日

 中国核工業二三建設公司は10月19日、中国核工業集団公司(CNNC)が福建省で建設中の福清原子力発電所2号機(PWR、108.7万kW)が、定格出力で168時間連続運転するという営業運転開始条件を16日夜11時頃に達成したと発表した。2009年9月に本格着工した同炉は、今年7月に初臨界した後、8月に初めて送電網に接続されていた。各種のシステムや機器が適切に機能することを確認したとしており、事業許可やその他一連の手続を経た上で年末までに営業運転を開始するとみられている。

 同炉を含む福清サイトの1~4号機はすべて、フランスのPWR技術に基づいてCNNCが開発した100万kW級の第2世代改良型設計で、2014年11月に営業運転を開始した1号機以外は現在建設段階にある。これらに続く5、6号機には中国が独自ブランドの輸出用第3世代設計と位置付ける100万kW級PWRの「華龍一号」を採用予定で、すでに5号機原子炉部分のコンクリート打設が5月に行われた。

陽江3号機の中央制御室©CGN

     陽江3号機の中央制御室©CGN

 同じ日、中国広核集団有限公司(CGN)は広東省の陽江原子力発電所で、3号機(PWR、108万kW)を18日の午後3時過ぎに初めて送電網に接続したと発表した。2010年11月に正式着工した同炉は、今月11日に初臨界を達成していた。同サイトでは合計6基の100万kW級PWR建設が計画されており、2008年に国務院が承認した。採用設計は、2014年3月と今年6月にそれぞれ営業運転を開始した1、2号機を含めて4号機までが第2世代改良型の「CPR1000」。5、6号機には安全性に改良を施した「ACPR1000」を採用して建設中となっている。