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福島県産食肉シンポジウム 検査済みで安全なおいしい肉を提供

2015年10月26日

 日本食肉消費総合センターは10月24日、「ともに“語り”ともに“考える”福島県産食肉シンポジウム」を東京国際フォーラムで開催した。
 基調講演では、伊藤純一福島県農林水産部畜産課長が、震災がもたらした福島県の畜産物への影響について報告。動画とともに念入りな食品検査の様子を紹介し、放射線は検出されなくなったが未だに風評被害で震災前の売り上げに戻っていないことなどを語った。また、上野川修一東京大学名誉教授は、食肉の持つ高い栄養価や身体に良い機能について説明した。
 パネルディスカッションでは、福島県産の牛、豚、鶏の生産者が飼育のこだわりなどを披露。飼料にシソ科のエゴマの種を混ぜて育てる「エゴマ豚」や固有種を改良し自由に動き回れる環境で育てる「会津地鶏」などのブランド食肉が紹介された。また震災時には別の地域の畜産農家からの支援を受けてピンチを乗り切ったエピソードなども感謝の思いとともに語られた。福島県南相馬市出身でサッカー日本代表専属シェフの西芳照氏は、海外遠征時も選手に肉料理を楽しみに試合に励んでもらったことなどを語ったほか、震災直後にJヴィレッジで炊き出しを行ったことや避難後にいち早くJヴィレッジに戻ってレストランを再開したことなどにも触れた。芸農タレントとして活躍中の林マヤ氏や元福島中央テレビアナウンサーの中山由佳氏が実際に福島県産食肉を使って自宅で作った料理を紹介した。
 会場の外では「“食べて応援しよう!”福島県産食肉試食・販売イベント」が同時開催され、安全でおいしい肉を求める客でにぎわいを見せた。