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WH社がCB&Iから建設子会社取得 ボーグルとサマー増設計画一元体制で

2015年10月28日

東芝は10月28日、グループ会社であるウェスチングハウス(WH)社が、米国大手エンジニアリング企業CB&I社との間で、同社の子会社で原子力の建設と統合的なサービスを担うCB&Iストーン・アンド・ウェブスター(S&W)社を取得することに合意したと発表した。WH社は2015年末までにS&W社を完全子会社化する予定。CB&I社は、米国大手エンジニアリング会社ショー・グループを2013年2月に買収し、S&W社の親会社となっている。
 WH社とS&W社はコンソーシアムパートナーとして、現在米国と中国で建設中の8基のAP1000プロジェクトを推進してきた。米国では、サザン電力のボーグル発電所3、4号機とスキャナ電力のV.C.サマー発電所2、3号機の増設工事が進行中。WH社がS&W社を取得することで、S&W社が担当していたこれらの建設工事を、今後WH社の子会社としてS&W社が進めることになり、米国プロジェクト全体の一元管理・遂行が行える推進体制を構築する。
 またWH社は今回のS&W社取得を機に、サザン電力およびスキャナ電力と、米国のプロジェクトに関し現在訴訟となっているものも含め全ての未解決のクレームと係争について和解することと、価格およびスケジュールを見直すことに合意。WH社は今後も両オーナーとの協力関係を継続し、米国のAP1000プロジェクトの建設工事を進めていく。
 さらにWH社は、米国で進めている2つのプロジェクトの建設工事に関し、米国エンジニアリング企業フルアー社によるWH社のサポートについて交渉中だが、フルアー社はWH社の下請けとして現地工事を行い、S&W社の建設作業者は今後フルアー社に移管されることになる。
 今回のS&W社の取得は、新規建設プロジェクトの推進に加えてWH社の原子力事業の拡大にも貢献し、S&W社が展開する原子炉廃止措置に関するサービス、プロジェクトマネジメント、環境サービス、新たに取り組む政府向けサービス事業などを、今後WH社の子会社として担うことで、WH社のさらなる成長につなげていくとしている。