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英規制当局:UK-ABWRの設計認証審査が最終段階に進展

2015年11月2日

 英原子力規制局(ONR)は10月30日、英国の原子炉新設計画における包括的設計認証審査(GDA)で日立GE社の英国向けABWR(UK-ABWR)が審査の第3ステップを完了し、最終段階の第4ステップに進展すると発表した。第3ステップの総合的な評価段階でONRは、最終的な設計容認確認書(DAC)発給前に必ず解決しなければならない規制上の重要課題(RI)を2件、同設計について提起。日立GE社ではこれらに入念に対応するため、第3ステップの日程を10月末まで延長するようONRに要請していた。同設計の安全性とセキュリティ面についてONRは日立GE社が提示した実証文書を検証し、GDAを最終評価段階に進めるだけの目覚ましい進展があったと結論付けたもの。日立GE社ではこれまで通り、2017年12月のDAC取得を目指している。

 2012年に日立製作所は英国のホライズン・ニュークリア社を買収。同社を事業者として、ウェールズ地方アングルシー島のウィルファ、サウス・グロスターシャーのオールドベリーの2サイト合計で、少なくとも540万kWの原子力発電設備建設を計画している。採用設計である130万kW級ABWRが安全・セキュリティと環境保全、および廃棄物管理の面で英国の基準を満たしているか、4段階で評価するGDAプロセスは2013年に始まっていた。

 同プロセスの次の節目としては、環境庁(EA)および建設サイトがあるウェールズ政府の自然保護機関(NRW)による環境影響面での評価があり、関連のパブリック・コンサルテーションが2016年10月から始まる予定。日立GE社は規制当局の要請に従い、英国民がGDAプロセスにおける同社の提出物を閲覧し、コメントできるような環境を設定した。寄せられるコメントや質問に同社が答える一方、規制当局もそうしたやり取りを把握し、審査作業に活用するとしている。

 規制当局はまた、GDAプロセス全体が完了した段階で、その作業結果に基づきサイト許可(NSL)申請の評価を行う。NSLでは設計・建設から廃止措置に至るまで、事業計画全体をサイト毎に評価することになっており、事業者のホライズン社がサイトでいかなる作業を行うにも、NSLをはじめとするサイト関連の認可をすべて事前に取得することが必要。同社は先行するウィルファ・サイトで2020年代前半にも初号機の運転を開始したい考えで、GDAプロセスの進展により同計画は確実に進んでいると強調した。