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核兵器廃絶決議案採択 ロシアや中国は反対票 米英仏などは棄権

2015年11月4日

 日本が提出した核兵器廃絶決議案「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意の下での共同行動」が日本時間の3日、ニューヨークで開催中の国連総会第一委員会で採択された。同決議案には156か国が支持したものの、中国、北朝鮮、ロシアは反対票を投じ、ボリビア、キューバ、エクアドル、エジプト、フランス、インド、イラン、イスラエル、モーリシャス、ミャンマー、パキスタン、韓国、シリア、ウガンダ、英国、米国、ジンバブエの17か国は棄権した。12月初旬の国連総会本会議で票決にかけられる予定。
 同決議案は、被爆70年の節目となる2015年に「核兵器のない世界」の実現に向けた「新たな決意の下での共同行動」を求めるもので、核戦力の透明性を一層高めていくこと、北朝鮮に対して更なる核実験を行わずに全ての核兵器及び既存の核計画を放棄するよう強く求めること、核兵器の非人道性への深い懸念が全ての取組の基本にあること、世界の指導者や若者による被爆地訪問等を通じ核兵器の実相への認識を広めること――などが含まれている。
 岸田文雄外相は今回の採択を受け、「核兵器のない世界」の実現に向け、引き続き国際社会の取組を主導していくとの談話を発表した。