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安倍首相、パグウォッシュ会議で来日したサーレヒ・イラン副大統領の表敬受ける

2015年11月6日

 安倍晋三首相は11月5日、長崎で開かれたパグウォッシュ会議(11月1~5日)出席のため来日したアリー・アクバル・サーレヒ・イラン副大統領の表敬を受け、原子力分野での協力を始め、10月の岸田外相のイラン訪問時に合意した「包括的共同作業計画」(JCPOA)などを、進めていくことについて一致した。
 会談の中で、サーレヒ副大統領は、JCPOAに記されている遠心分離機の撤去作業を始め、既に核合意の履行を開始しており、IAEAとの協力も着実に進めていくことを述べた。これに対し、安倍首相は、核合意の履行を契機に、経済分野も含め二国間関係を飛躍的に発展させたいとし、サーレヒ副大統領からも期待が寄せされた。
 また、安倍首相は、サーレヒ副大統領より、ローハニ大統領からのメッセージとして、イラン訪問の招請があったのに対し、適切な時期にイランを訪問したいと応えた。安倍首相は、9月の国連総会出席の機に、イランのローハニ大統領と首脳会談を行っている。
 EU3+3(英仏独米中露)とイランが、イランの核問題に関する最終合意文書として公表したJCPOAは、イランの原子力活動に制約をかけつつ、それが平和的であることを確保し、これまでに課された制裁を解除していく手順を詳細に明記したもので、7月14日の交渉終了後、10月18日に合意採択された。今後、IAEAがイランによる主要な措置の履行を検認した日となる「合意履行の日」は、2016年1月頃になるものとみられている。