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英規制当局:原子力規制の22分野で検査官を新たに募集

2015年11月12日

 英国の原子力規制局(ONR)は11月6日、原子力の安全とセキュリティに関する22分野で新たに検査官を採用すると発表した。英国では20数年ぶりという新規の原子力発電所建設計画が進展中であり、ONRは採用可能な原子炉設計を認証するため、現在ウェスチングハウス社製AP1000と日立GEニュークリア・エナジー(HGNE)社製ABWRの審査を行っている。これらに加えて、政府が新たな設計の審査を指示する可能性もあることから、作業量に応じた人的資源の増強を図る目的と見られている。

 ONRは「今が英国の原子力部門にとって最も重要な時期」とした上で、ONRには国民に代わって原子力産業の効果的・効率的な規制を行うという使命があると強調した。また、原子力部門の災害やリスクに関する独立の、信頼できる情報源である点も指摘。採用分野として、原子力セキュリティ関連では情報・サイバーセキュリティやサイト防護があることを明らかにした。また、原子力安全分野では、放射線防護、サプライ・チェーン、ヒューマン・ファクター、外部災害、土木エンジニアリング、原子力賠償規制、確率論的安全解析などが含まれるとしている。応募申請書の受付は2016年1月末まで。