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フィンランド規制当局:オルキルオト3号機用原子炉容器に問題がないことを確認

2015年12月14日

 フィンランド放射線・原子力安全庁(STUK)は12月10日、オルキルオト原子力発電所で建設中の3号機(OL3)に設置された原子炉容器(RV)鋼材の品質について、事業者のティオリスーデン・ボイマ社(TVO)が提出した報告書の結論を承認したと発表した。OL3と同じアレバ社製「欧州加圧水型炉(EPR)」設計を採用したフランスのフラマンビル3号機(FL3)では、RV上蓋と下鏡の鋼材組成に異常が見つかったが、TVOは報告書の中で、OL3のRVは日本製鋼所(JSW)がFL3のRVとは異なるプロセスで鍛造したものであり、加圧器を含むその他のOL3用1次系機器と同じく、安全要件をすべて満たしていると明言。これによりSTUKは、OL3用RVの物質特性にはFL3と同様の異常が見られないこと、安全運転上問題のないことを確認した。

 今年4月に建設中のFL3のRVで異常が発見された後、STUKはOL3で潜在的に同じ問題が存在するか報告するようTVOに指示。TVOは評価作業の第1段階として、RVと加圧器に関する結果を6月に報告した。日本製のRVに問題は無かったとする一方、加圧器はFL3用RVを製造したフランス・アレバ社傘下のクルーゾー・フォルジュ社製だったため、TVOは評価作業を実施した上で加圧器についても安全要件を満たしていると結論づけた。TVOはその後、作業を第2段階に進め、10月に加圧器で行った追加の評価により鋼材組成に異常がないことを確認。その他の1次系機器に関しても鋼材の物質特性評価を行っており、安全運転に影響するような問題は見られないとする補足報告書を11月初旬にSTUKに提出していた。